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とんだろくろくび [百鬼徒然箱]


「ろくろくび」には2つのタイプがあるのを
ご存じだろうか?


伸びるタイプと
飛ぶタイプだ


首がにょろりと伸びて人なんかに絡みつくタイプは
わりとポピュラーだが
首がすっぽりと抜けて飛び回るタイプは
中国の妖怪 「飛頭蛮 ・ ひとうばん」 から由来した
という言い伝えもある


江戸時代
薄暗がりをふわふわと飛んでいく女の生首に
遭遇した武士が思わず刀を抜いて追いかけたところ
女の生首はとある民家にすうっと入っていった
民家の戸を叩くと生首とそっくりの顔をした女が出てきて
さっきまで刀をふりかざした武士に追いかけられる夢を見ていたと
恐ろしそうに話したという
(なんと鮮明な幽体離脱!)


また
空飛ぶ生首は耳を翼のようにはばたかせていたとか
(まるで薄気味悪いダンボだw)


はたまた
首の抜けた身体を移動してしまうと首は帰る場所を見失い
首の持ち主は死んでしまうとか
(地図の読めない首だw)


それと
「ろくろくび憑き」の人の首のまわりには
うっすらと輪のようなアザがあったというから
心配になった方は一度鏡で確認してみるといいかもw


首が伸びるタイプの話としては
自分の身体の一部が伸びたり縮んだりするように感じてしまう
「不思議の国のアリス症候群」という疾患があるらしいが
(メルヘンな呼び名ではあるがw)


科学的医学的見地から様々な考察がなされている「ろくろくび」は
つっこみどころ満載の楽しい妖怪だw


ところで
江戸時代の妖怪絵師である鳥山石燕は
「飛頭蛮」と題して首が伸びるタイプを書いているが
これは単純な勘違いなのか?


まあ
「飛頭蛮」のほうが字面がカッコイイので
自分も使っているのだが



**********



飛頭蛮 (ろくろくび)



必ず戻る
と言って

わたしの胸の
真ん中に
あなたが閉じた
ドアは

痛みを
縁取ったままで
再び開くことは
ないのでしょう








あなたを待ちすぎました

わたしの断ち切れぬ想いは
あの日の

あなたの後姿を
飲み込んだドアに
縋りついたっきりで

身体だけが
狂おしく軋みながら
いくつもの夜を
越えて来たのです






長く伸びすぎた
青白いうなじに
ほのかな色が灯ることは
あるのでしょうか



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