So-net無料ブログ作成

愛しの傘化け [百鬼徒然箱]


d_blog53.jpg


百貨店の傘売場を物色していたら
とても好みの1本を見つけたので
衝動買いしてしまった


14本骨でちょっと大きめ
丸みを帯びたフォルムが美しい
色は表が黒で裏がシブい茶色
柄は使い古したような光沢の木製
そして
骨がカーボン製だから
一般的な8本骨の傘よりも軽い!


あまりにもお気に入りすぎて
コンビニなんかには差していけないし
風雨の強い日は可哀そうだから差さないw


やっぱり傘は好きだな


親骨の多い和傘は特に美しい


洋傘でも24本骨の傘があるらしいが
蛇の目傘 番傘 といった
和傘の美しさには勝てない


和傘の親骨は30~50本
竹の骨に和紙を貼りその上から柿渋や油等で
防水を施してあるわけだから
美しいけれどちょっと重いかもしれないな


江戸時代には親骨が60本もある
傘(唐傘)が出回っていたらしく
重すぎて上向きで開けなかったらしい


時代劇などで妙齢の女性が
蛇の目傘を粋に差して歩くシーンをよく見かけるが
当時は傘を差すのも
そんなに生易しいことではなかったのだろうな


ところで
(半ば強引な展開だがw)
和傘の妖怪といったら
「傘化け(からかさ小僧)」だ


水木御大の漫画などで
一つ目、一本足、下駄履きの姿が定着した
超メジャーな妖怪なのだが
実は「傘化け」の伝承はほとんど存在しない


絵だけが一人歩きした形の「傘化け」


室町時代の「百鬼夜行絵巻」にも描かれていて
傘の付喪神/つくもがみ(器物が古くなって化けたもの)
という説もあるが


未だにわけのわからない奴であるw



**********



傘化け



温かい雨を
冷たい雨を
受け流して

温かい手に
冷たい手に
握られるまま

汗ばむときめきや
凍えた溜息を
聞き逃しながら

閉じられたり
忘れられたりしながら
生きています

玄関の端の
傘立の中で
あなたを待っている

雨よりも
何よりも
あなたを待っている

わたしの
たったひとつの目は
奥二重です


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。