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東京不可思議行 1 < 豪徳寺 > [百鬼徒然箱]


京王線下高井戸駅で東急世田谷線に乗り換える
久々の世田谷線だが、この2両編成の車両は
めっちゃキュート!


路面電車風だが都電荒川線よりお洒落だし
車体のカラーも青、緑、黄、ピンクオレンジなどなど
とってもカラフルで楽しい!


天気は良いし、沿線は大きな区画の邸宅ばかりだし
いつまでもマッタリと乗っていたい気分だったが
宮の坂駅で下車、いざ豪徳寺へ!


駅から歩くこと5分のところに参道があり
松並木を進むと趣のある立派な山門が見えてきた


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大渓山豪徳寺は1480年(文明12年)
世田谷城主の吉良政忠によって創建された曹洞宗の寺である


山門をくぐると左手には三重塔があり
正面の仏殿の前には人の背丈より大きい香炉が鎮座していて
外からは想像もつかないほど大きな寺だ


案内板が見当たらずキョロキョロしている僕を
仏殿の横の見事な枝垂れ桜が笑っていた


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と、こんなことをしている場合ではない
目的はあくまでも「猫」
豪徳寺は招き猫の発祥地としても有名なのだ


豪徳寺は1590年(天正18年)
世田谷城が落城した際に一度焼失している
住職は焼け跡に小さな庵を建てて愛猫タマと暮らしていたが
生活は逼迫し愛猫相手に思わず愚痴ることもあった
「なあ、タマよ。いつもこんなに可愛がっているのだから
恩返しのひとつでもしてくれないか」


ある夏の日に奇跡は起きた
近江彦根藩主の井伊直孝が鷹狩りの途中
供を4,5人連れて庵の前を通りかかったところ
なんと、しきりと手招きをする猫がいる!
最初はシカトしようとしたのだが猫の様子があまりにも必死なので
不思議に思い庵の門をくぐった


住職が突然の大物の来訪に慌てて茶の支度などしているうちに
今まで晴れていた空がにわかにかき曇り凄まじい雷雨となった
直孝は猫のおかげで雷雨に遭わずにすんだと感謝し
その後この地を菩提所としして多くの田畑を寄進した


直孝がどんな猫好きだったかは分からないが
豪徳寺復興の立役者となったタマは死後も猫観音として祀られた
そして猫人形を作り「招福猫児(まねきねこ)」と名付けると
縁起物として世に広めたという


ということで仏殿のまわりをウロついているうちに
猫の絵馬(妙な言い方だがw)がたくさんかけられている場所を見つけた
どうやら、その奥が猫観音が祀られている招福殿らしい


お参りをしてからガラス戸越しに中を覗いたのだが
観音様のまわりに特大の招き猫が配置されているのが見えた
招福殿の脇には願が成就した招き猫達がたくさん置かれていが
これだけの数が集まると可愛いを通り越して、コワイ(笑)


d_blog111.jpg


その後、本堂でお参りして猫の絵馬と招福猫児(極小)を購入した
招福猫児(小)と招福猫児(中)はすでに我家にいらっしゃるのだが
ガツガツしていない品の良い顔立ちに惹かれて、つい買っちまった;
タマちゃんの妖力かもしれない(笑)


ちなみに、井伊直孝が近江彦根藩主だったのが縁で
招福猫児は彦根市のゆるキャラ「ひこにゃん」のモデルとなったらしい


帰りは散策がてらお隣の山下駅(小田急線豪徳寺駅)まで歩く
途中、豪徳寺たまにゃん商店街の入り口にある
福室庵さん(創業昭和3年)で遅すぎる昼食をとった


注文したのは豪徳寺名物「招福そば」
おかめそばの豪華版という感じでなかなかの美味!
どんぶりも、箸おきも、薬味入れも
すべて猫という念の入れように感服したw


d_blog112.jpg


悲しい出来事があり、まだまだ不安な日々が続きそうだが
ぺちゃんこになりそうな心に暖かい空気を入れてやることも必要だ
遠出をしなくても東京には心をふくよかにしてくれる不可思議が
まだまだたくさんある、そんなふうに思った一日だった


追記
桜田門の外で変なことになった井伊直弼さんをはじめとする
井伊家代々の墓所は(たぶん)地震の影響で立入禁止になっていた




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