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百鬼繚乱拾遺 < 青森 > [百鬼徒然箱]


AMAZAKEBABAA ( 甘酒婆 )



好きと言えば嘘になる


嫌いと言っても嘘になる


好きの反対は無関心


嫌いの反対も無関心




**********




甘酒婆(あまざけばばあ)は老婆の姿をした妖怪


夜中に民家の戸をたたいては
「甘酒はござらんか?」と問いかけてくる


その時「ある」と答えても「ない」と答えても
答えた者はすべて病魔に侵されるという


なんという不条理で無慈悲な妖怪だろう!
魅入られたら最後、逃げられない


このババアを何事もなくやり過ごすには
戸口に杉の葉を吊るしておくと良いらしいが


一番の防衛対策は甘酒婆の話を聞かないこと!
あ、でもこれ読んじゃったら駄目だよねw
今更、インターホン越しに「芋焼酎ならありますが」
なんて誤魔化したって手遅れだw


妖怪の天敵は人の無関心
人の心から現れた妖怪は
人が心を閉じてしまえば
帰る場所をなくして消えていくしかない



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百鬼繚乱拾遺 < 北海道 > [百鬼徒然箱]


KORPOKKUR ( コロポックル )



蕗の葉を持った小人が窓辺にいたよ


そんな他愛ない話も今はいとおしい


君が散らかったままの部屋は広すぎて


立ち止った時間はタトゥのように消えない




**********




「コロポックル」はアイヌ語で「蕗の葉の下の人」
アイヌ以前に北海道に住みついていたとされる小人である


背丈は赤ん坊ほどで、すばしっこく、漁が上手で
屋根を蕗の葉でふいた竪穴に住んでいた


ビビリで人に姿を見せることを極端に嫌ったが
意外に情け深く友好的でアイヌの人々との親交もあったという


あるとき妄想が暴走してしまったアイヌの若者が
コロポックル見たさに戸口で待ち伏せをして
贈り物を差し入れようとした手を引っ張って部屋に引きずり込んだところ


これがなんとまあ美しい夫人の姿をしていて
(水木氏が描いたのはちっちゃいオジサンだがw)
手の甲には不思議な模様の刺青があった
(アイヌの夫人の刺青はこれにならったものらしい)


若気の至りを許せなかったコロポックルは
一族を引き連れて北海道の地を立ち去り
それ以降二度姿を見せなかったといわれている


妖怪関連の話ではお約束となっているが
コロポックルの伝説も地域によって大きな違いがあり
コロポックルは怠け者でアイヌ人が彼らに食べ物を与えていたとか
コロポックルの刺青はアイヌ人が施したものであるとか
言いたい放題であるw


ちなみにちょっとした含蓄話としては
迫害されたコロポックルが去り際に残した捨て台詞
「トカップチ(水は枯れろ、魚は腐れ)」が
「十勝」という地名の由来となった、なんてのがある



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